呪いや生霊、祟り、悪い霊現象の原因とその解決方法とは

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霊現象・霊障にも「良いもの」と「悪いもの」がある 悪性の霊現象について

実は霊現象や霊障には「良いもの」と「悪いもの」があります。
霊現象や霊障は一様に人にとって良いものではなく、様々な悪影響を及ぼすものですが、除霊や浄霊を行う上で原因となっている霊が悪性のものであるのか、善性のものであるのかというのは非常に重要なことです。

例えば、体調を崩してしまったとして、その原因が「最悪のウイルス」なのか「普通の風邪」なのかということで行われる治療も今後の病状の悪化も全く異なります。

同様に、霊障で心身の調子が悪くなっているとしても、その原因が「大怨霊や呪い」なのか「守護霊や先祖霊」なのかということで霊現象や霊障の持つ意味は全く異なります。それぞれに適した解決方法を選ばなければ望む結果が得られないのです。

今回は悪性の霊現象『悪意を持って攻撃を受けている』原因とその解決法について解説していきます。

呪い、呪術、生霊、怨霊、悪霊、祟り、怪異など悪い霊現象について

悪い霊現象の原因となってしまう存在には様々な種類と意味があります。本項ではそれぞれの種類ごとに霊現象・霊障の原因と意味について簡単に解説していきます。

現世よりもたらされる霊現象・霊障グループ「呪い、呪術、生霊」

現世、つまり私たちが生きている世界と同じ世界から発生している霊現象・霊障は主に呪い、呪術、生霊の三種類があります。これが意味することは死者の魂ではなく、生者の霊魂や呪いの感情、特定の呪術儀式によって霊現象の被害を受けているということです。

「呪い」と「呪術による呪詛」とは厳密には異なることであります。「呪い」は人が無意識に発してしまうものであり、どちらかというと生霊に近い性質を持っています。しかし、呪術とは確実な目的を持って儀式を行う事によるものであり、日本語として記述が似ていても全く意味が異なります。

【呪い】による霊現象

呪いによる霊現象は多くの負の感情が積み重なり発生する場合が一番多く、良い意味でも悪い意味でも目立つ人が受けやすいものです。これは、恨まれる、嫉妬される、嫌われるなど様々な負の感情が集まった念の集合体のものであります。

通常、誰であっても負の感情を瞬間的に持ってしまうことはありますが、それらの弱い念は時間と共に薄れて自然に消滅します。

しかし、継続的に複数の人間が負の感情を抱き続けることで大きな力となり人に害を成してしまうのです

【呪術】による霊現象

呪術による霊現象は呪いとは異なり、一人の人間から発生していることが特徴です。原因は人によって様々ですが、恋愛の嫉妬によるものが一番多く、あなたに害を与えようという人間が呪術行為を長期的に行い続けたり、プロの呪術師に依頼されたことによる術としての霊的現象を受けてしまいます。

一般的に呪術とは誰かを呪い害を与えるための儀式ではなく、様々な現世利益をもたらすための術の総称なのですが、中には邪法などによる呪殺を専門とする呪術師も存在します。

本物の専門家による呪術は非常に強力であり、意図的に発生させる霊現象なので「呪い」よりさらに強力かつ解消が困難になります。

【生霊】による霊現象

生霊は呪いとは異なり、特定の生者の霊魂に取り憑かれることによって発生する霊現象です。生霊にも様々なパターンがあり一概に全てが悪性のものであるとは言えません。

嫉妬や執着によって生霊を飛ばす人もいれば、心配や愛情が生霊となってしまうこともあります。親族や恋人がその想いの強さゆえ無意識に生霊を飛ばしてしまっている場合もあります。ですが、現状において生霊の多くが悪意によって発生していることが多いです。

呪いとの違いは霊魂を伴っているかどうかということであり、生霊は生者の魂の一部が肉体を離れているという点が大きな特徴となります。

呪い:恨みなどの感情の集合体による霊障

呪術:専門家の術師などによる強力な効果のある術

生霊:強い思念によって分離した生者の霊魂による霊障

悪意を持つ死者の魂による霊現象グループ「怨霊、悪霊」

ここで紹介するのは、前項とは異なり死者の霊魂でも特に悪性の強い「怨霊、悪霊」による霊現象の原因です。

怨霊や悪霊に対する解釈は様々な宗教観において統一性のあるものではありませんので、これから紹介するのは当団体において怨霊や悪霊に分類される霊について解説いたします。

【怨霊】による霊現象

怨霊とは、人が死に肉体と霊魂が切り離される際に強い怨みの感情を持ったまま現世に留まり続ける霊を指します。つまり、怨霊の多くは特定の目的に沿って霊現象を引き起こしているということが言えます。

例えば、誰かに怨みを持った人間が末代まで祟ってやるという感情を持って怨霊になれば、その家系の子孫にのみ霊障を与えることになります。ですので、その家系から抜ければ霊現象はなくなり、逆にその家系に嫁や婿として入ればその家系の霊現象を受けてしまうのです。

これは極端な例でありますが、このように怨霊は「目的を果たすため」に霊現象を与えているのです。

【悪霊】よる霊現象

悪霊とは特定の目的がなく、波長の合う生者の霊魂や生気を求める浮遊霊の一種とも言えます。悪霊が発生する原因は様々ですが、不幸な死により現世に大きな未練を持つ霊が、瘴気の影響を受け変質したことによるものが多いです。

悪霊は怨霊ほど個人としての自我はないまま、より多くの人間の霊魂や瘴気を取り込み、現世に留まる力を増そうとします。葬式の際などに死後に浄土へ向かう魂を悪霊や怪異から守るために短刀がお守りとして置かれることもこれに由来しています。

悪霊は自身の存在を感じることができる人間に取り憑き、その人間を弱らせ魂を奪う存在であり、取り込んだ魂の数だけ力が強くなります。

怨霊:特定の目的を持って霊障を発生させる霊(特定)

悪霊:特定の目的はなく、波長の合う生者の霊魂を求める霊(不特定)

人ならざる力による強力な霊現象・霊障 「祟り、怪異」

ここで解説するのが人の霊魂ではなく神仏や自然の怒りに触れることや、穢れによって生じる「祟り」や悪鬼や悪魔に代表される「人ではない存在」によって発生する霊現象です

これらの霊現象は人間の霊魂によるものではなく、呪術と同様に強力かつ解消が困難である場合が多いです。

【祟り】による霊現象

祟りとは仏神や自然の怒りに触れることや、それらを穢す行為によって生じる霊現象であり、一般的に原因は人間側にあるのですが、時には先祖が受けた祟りが引き継がれることや、事故などによる理不尽な原因によって霊現象、霊障の被害を受けることもあります。

祟り神という言葉があるように、祟りとはその土地の自然や神仏など人間の霊魂よりも上位の存在によって与えられる「罰」に近いものであります。

肝試しで神社を壊したり悪戯をしたことや、自然を汚したり意味のない殺生をしたこと、たとえ明確な原因が思い当たらないという人であっても、元々祟りを持った土地に住んでしまったり、知らずのうちに土地神や古い神にとって禁忌となる行為をしてしまっている場合もあります。

神仏による祟りは人の発するものとは非にならぬ強力さを持っています

【怪異】による霊現象

怪異とは主に悪鬼、妖怪、悪魔、魑魅魍魎の類を指す言葉であり、人間とは別の次元に存在する一種の生き物だと思ってください。日本では悪魔などはあまり馴染みがないかも知れませんが、欧米などでは幽霊よりも悪魔を恐れる事が多く、エクソシストによる悪魔払いが頻繁に行われています。

このような怪異はそれぞれ目的は異なりますが、自我と目的を持って行動していることが特徴です。例えば、夢魔は人間の夢を貪り、悪魔は人を堕落させ、悪鬼は人の魂を食らいます。

通常、怪異は異界に存在するものですが、鬼門や霊道などの現世と異界の境界が薄い部分から現世に入り込み、人に害をなすのです。

そして、これら怪異は死者の霊魂ではなく異界の住人なので通常の除霊や浄霊は全く効果がありません。

祟り:人間よりも上位の存在による罰に近い霊障で、とても強力

怪異:別の次元の存在であり、目的によって人に害を与える(除霊・浄霊が効かない)

悪性の霊現象の強さのランクについて

ここまで、悪性の霊現象の原因について、性質ごとに大きく4つのグループにわけて解説してきましたが、次はそれぞれの霊現象・霊障としての強さについて解説していきます。

【最も弱いランク帯】

呪い、生霊、低位の怪異

【中間層のランク帯】

呪術、悪霊、怨霊

【強い力のランク帯】

高位呪術、大悪霊・大怨霊、祟り、怪異

【最も強いランク帯】

大神の祟り、高位の怪異

これらは除霊や浄霊を行う際の難易度に大きく関わる等級であり、一概に霊現象や霊障の強さに比例するとは限りません。基本的に悪性(悪意、故意)を持つ霊現象なので、その人の相性によっては弱から中でも大きな被害を受けることがあり、最初は弱いものでも次第に強力になり致命的になる場合もあります。

しかし、最強のランク帯の霊現象は国家規模の天災や疫病を起こすもので基本的に個人に憑くことはありません。

悪い霊現象、霊障に対処するには                 ~呪い、生霊、祟りなどタイプによって異なる解決方法~

悪性を持った霊現象・霊障は明確な悪意をもってあなたに害を与える存在であり、速急な対応をしなければ最悪の事態に至ってしまう場合があります。ですが、それぞれに対して対応方法が異なるため、焦って安易な除霊や浄霊を行ってしまっては根本的な解決にはなりません。

最後に呪い、呪術、生霊、悪霊、怨霊、祟り、怪異に対する対処法と解決法を紹介いたします。

対処方法① 意識を向けない

霊現象や霊障の目的の大部分は自身(霊)とあなたの間にある距離を縮めることにあります。

特に生霊、悪霊、怨霊など人間の霊魂が伴うものは、あなたとの波長が合うために霊現象・霊障を受けていることが多く、霊障によって自身の存在をより強く認識されることで相手の生気を奪い取ります。そのため、意識を向ける=相手を認識しているということは霊障の悪化につながります。

ですので、無視できない被害でない場合は意識を向けない、無視するということが対処法となります。

対処方法② 一時的な避難

原因が土地にある祟りであった場合や、霊現象が家の中で多発している場合は一時的な避難も有効な対処法となりますこれは被害を避けること以外にも、霊現象や霊障の原因がどこにあるのかということを判別するための判断材料にもなります

しかし、避難をする場合はホテルなどを選ぶことをお勧めします。友人や実家に帰ってしまった場合に、霊がそちらに移って他人を不幸にしてしまう可能性もあります。

対処法③ 穢れ、負の念を避ける

自分の部屋や体が汚れている状態が続いている、換気を行わずに空気が淀んでいる、無意味な殺生を行う、自傷行為をしている、誰かを強く恨むことや呪術行為など、魂の穢れの原因となる行為や負の念を持つことを避けることが対処法となります。

霊障が悪化すると自身の魂も穢れてしまうような言動へと向かうようになります。そのような時に上記のような状態を避け、なるべく清潔で明るくいるように意識してください。

これを心がけることだけでも有効な霊現象・霊障の対処方法になります

悪い霊現象・霊障の解決方法 後悔のない除霊・浄霊

呪術や怪異などには通常の除霊や浄霊は効果がないことに加え、術として成立していない霊力をぶつけるだけの除霊や霊視鑑定は危険な行為とも言えます。

悪い霊現象は「意識や悪意を持っている」という性質上、それを妨げようとした場合に依頼者への攻撃を強めてしまう場合があり、完全に浄霊が完了したとしても深い傷跡を残す結果となります。ですので慎重な解決を行うことが重要となります。

後悔のない除霊や浄霊を願う場合は「怪異、呪術、祟りなど霊魂以外の原因にも対応できるのか」「霊力を用いた除霊や浄霊ではなく術として成り立っているのか」「依頼者への安全措置を行なっているか」ということがポイントとなります。

不安や危険、霊の存在を認識してしまった時点で悪性の霊の場合は危険な可能性がございますのでご注意ください。

さいごに 皆様へのメッセージ

今回は、特に危険な「悪い霊現象」についてそれぞれ分類を行った上で原因、対処法、解決法を解説してきました。今回解説したように、通常の除霊や浄霊では効果を得られない場合もあるということ、さらに、術として成立していることの重要性も認識していただけたかと思います。

しかし、今回の記事から一番皆様に伝えたいことは、霊障にも悪性と善性があり、それぞれによって原因や対処法も全く異なるということです。

霊現象や霊障の被害から解放され、平穏を取り戻すためには霊の性質を見極める鑑定や除霊、浄霊が必須となります。

むやみに対処しようとせず、お困りの際は詳しい専門家に判断してもらうことが無難でしょう。

 

当記事をお読みくださりありがとうございます。記事の内容に関して疑問な点や不安のある方や霊障に現在も悩んでいるという方は無料で相談を受け付けておりますので、無料相談フォームよりご相談ください。

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