土地の地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門の持つ危険性と見分け方について
今回は土地に由来する霊障の危険性や瘴気について解説していきます。
土地に由来する霊障は解消しがたい問題の一つでもあります。それは、新築の一軒家やマンションの購入時にそこに霊障の原因があったとしても、その場所から逃れるという方法を取れないからなのです。
だからこそ、地縛霊や霊磁場、霊道、鬼門などの霊障の原因について個別に理解することが必要であり、理解することが原因不明の霊障を解消するための糸口となります。自身が今も悩まされている霊障の正体を知り、正しい対処をするための第一歩としてこの記事を読んでいただければ幸いです。
地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門がそれぞれ持つ意味とは
地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門の全てが霊障の原因となりうるのですが、それぞれには異なる意味があります。この項目ではその意味の違いについて個々に解説していきます。
【地縛霊】の特徴
地縛霊とは土地に縛られる霊の略称でもあり、その名の通り何かしらの「理由」があって成仏が出来ずに一定の場所に留まり続けている霊魂なのです。地縛霊が縛られている場所の範囲はその土地に縛られている理由に左右され、一点であることもあれば一定の範囲に縛られていることもあります。
例えば、同じ自殺者の霊でも点に縛られている場合と範囲に縛られている場合があります。
点で縛られている場合は、自身が死んだことを自覚できずに霊体のまま何度も自殺を繰り返しているなど意識が薄くなっている霊体特有の理由があります。
また、範囲で縛られている霊では樹海などで自殺をしたが、自身の遺体が誰にも発見されないことから誰かに見つけてもらおうと森の範囲の中で霊感のある生者に出会おうと彷徨い続けるという理由もあります。こういった範囲に縛られた霊はしばしば浮遊霊と混同されますが異なる存在であります。
その他にも地縛霊は様々な理由で土地に縛られている、執着している霊です。自我が強い霊になるほど動物で言う「縄張り意識」に近い念から生者に攻撃的になる傾向があります
【霊磁場】の特徴
霊磁場は霊的磁場という言葉の略称であります。霊磁場はいわゆる俗称に近い言葉であり、複数の意味を持ち、使う時と場合によって異なるものを示すのです。
主に霊磁場は霊魂に対して強い影響を与える力が湧きでている場所を指すときに用いられることが多いです。
パワースポットなどでも用いられることがあり、必ずしも悪いものだということはありません。しかし、霊障を発生させている場合には「悪い霊磁場」にあたります。
悪い磁場は霊を集めやすい、霊の波長を現世に近づけて影響力を高めるなどの霊に対する効果や霊感が覚醒する、目眩を催してしまう、憑依体質や霊媒体質になってしまうなど生者に対する効果の二面性があります。
簡潔に表現するならば、死者の霊魂と生者の霊魂が近づいてしまう場所が「悪い霊磁場」なのです。
一時的に霊磁場にいるだけならばあまり大きな影響はなく、心霊現象に合う程度なのですが長期に渡り霊磁場に滞在し続ければ魂の質が変化してしまい、死者と生者の中間的な霊魂の状態となります。
【霊道】の特徴
霊道は霊魂の通り道とされる場所であり、二種類に区別することができます。
一つ目は、霊魂が現世から冥界へと向かうための道としての霊道であり、お盆などに霊魂が現世へと変える際にも用いられる道でもあります。この道は、冥界が定めた正規の道であり霊障の原因となることはありません。
二つ目は、現世に留まり続ける浮遊霊などの霊魂などが通る道であります。このような道は現世と冥界の境界線が薄くなった場所から漏れ出た気の流れ道であり、その流れに沿って霊は行き先もなく彷徨い続けるのです。基本的にこのタイプの霊道は一定ではなく、時々刻々と変化することが特徴であります。
霊障の原因となるのは二つ目のパターンの霊道でありますが、持続的な霊障となる場合は特殊になります。前述の通り、霊道は変化するので、人が霊障として自覚する前に霊道が変化してしまうことの方が多いです。
しかし、霊道となる場所に霊の浮遊を妨げるようなものがあった場合は道が途切れて霊がその場所に溜まってしまいます。そのまま道が変動してしまえば、霊は道を失いその場所で浮遊し続けることになります。
霊道によって持続的に霊障がある場合は、その原因を解消しなければなりません。
【鬼門】の特徴
鬼門とは霊道の源泉となる場所とも言え、現世と冥界の境界線が薄くなり二つの世界を繋ぐ門を形成したものです。
しかし、稀に鬼門から冥界の住人でもある悪鬼や悪魔が現世に入り込み生者に取り付くことがあります。鬼門が形成さえる理由としては、龍脈という大地の力の流れの影響が大きく、日本においてはの流れの薄い丑寅の方角に形成されることが多いです。
鬼門も一定の場所にあるわけではなく出現と消滅を繰り返しているのですが、丑寅の方角以外にも鬼門が形成されやすい条件が揃う場所には長期の出現や多発することが多いです。
例えば、過去に人の負の念が集まり土地に染み付いた処刑場の跡地や、禁忌の邪法が行われた穢れを持った土地は鬼門が形成・維持されやすくあります。このような場所に住居を置いてしまった場合は霊障の被害にあう可能性が非常に高くなります。
鬼門の原因となる穢れや核となるものを浄化するか、封印する必要があります。
地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門が持つ危険性とは 霊障を診断する
地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門について解説しましたが、それぞれが持つ危険性や霊に取り憑かれたときの症状などには差異があります。
【地縛霊】の危険性
地縛霊による霊障被害には大きく二種類の危険性があります。地縛霊は触らなければ危険性はないのですが、土地への執着が強い分、怒りを買うと厄介な霊です。逆に霊に気に入られてしまうことによる危険性もあります。
1、地縛霊のいる場所に住居を構えてしまう、地縛霊のいる場所に移り住んだときに生じる霊障です。
この場合は、地縛霊にとっては自身の死の自覚がないので、自分の住む場所に人が無断で入り込んできた状態にあります。
自身が縛られている場所に強い執着があり、地縛霊は侵入者に霊障として攻撃を与えて排除しようと動きます。
2、肝試しなどで自殺現場などに行った際にその場所にいた地縛霊に気に入られることで、その人間はその場所に「呼ばれる」ようになるのです。特定の場所に行きたくて仕方がなくなる、その場所に行くと落ち着く、その場所にいると意識を失う、このようなことが続くと魂を地縛霊に奪われてしまいます。
2は自身から危険を犯さなければ被害に遭うこともないのですが、1のような理不尽な霊障は避けることが難しく、持続的な苦痛に繋がります。
【霊磁場】の危険性
人にとって害のある悪い霊磁場はその場所に居続ける生者と死者の霊魂の持つ波長が近づいてしまいます。ですので、霊はより生者に近い波長を持つようになり、生者はより死者に近い波長を持つようになります。
これは、霊感のない人でも霊感が覚醒してしまい、霊感に耐性のない肉体は霊媒体質や憑依体質へと変化するのです。つまり、霊磁場が霊障を起こすというより、霊磁場によって霊障に遭いやすい体質になってしまうと言うことが言えます。
【霊道】の危険性
霊道と自身の住居が重なったとき、その道と住居内の霊の浮遊を妨げるものが重なったしまったときに家屋が霊の溜まり場となってしまうのです。
霊道を妨げる物は様々ですが、古い護符や破損した護符、不完全な護符などの霊的な物と大きな姿見など物理的な物もあります。道を見失った霊はその場所の周辺を浮遊し続けるようになり、それが道となることで住居内に霊が通る道が形成されてしまいます。
このように、複数の霊が家の中で漂い続けることで、ラップ音や怪奇現象、憑依などの霊障を発生させます。
【鬼門】の危険性
鬼門はランダムに発生するのですが、前述のように土地に染み付いた怨念や穢れなどの条件で鬼門が発生・維持されやすいこともあります。
鬼門が発生しやすいと言うことは、怪異の存在に取り憑かれやすいという危険性があります。鬼門では霊による霊障よりも怪異(悪鬼、悪魔、夢魔、妖怪など)によることが多く、逆に鬼門に近づきすぎた霊は怪異に霊魂を食らわれるため、鬼門を避けるのです。
怪異による霊障の危険性は、除霊や浄霊では対象が霊でないため効果がないということであります。
【まとめ】 地縛霊:自身の縛られる領域に入ったものを攻撃する 霊磁場:憑依体質、霊媒体質、霊感の覚醒により霊障に遭いやすくなる 霊道:何らかにの理由で家の中に浮遊霊が溜まり、霊障が発生する 鬼門:悪魔、悪鬼などの怪異に取り憑かれる可能性が高くなる |
これらのように、地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門にはそれぞれに異なる危険性があり、危険を知ると言うことが安全への第一歩となるのです。
では、次にそれぞれについて見分け方を紹介していきます。
土地の霊障 地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門の見分け方
霊障に悩んでいる方はまず最初に1日でも今住んでいる場所と別の場所で過ごしてみることをお勧めします。周囲へ危険が及ばないようにホテルなどで泊まることが良いですが、霊障がなくなれば原因は土地にあると言うことになります。
しかし、外泊中に怪現象がなくなっても、家に戻らなくてはいけないと言う気持ちが強くなったり、夢で家の中の風景が出てくるようであれば住居に原因がある可能性が高いです。
では、土地に霊障の原因があった場合にどのようにすれば原因を見分けることができるのかを解説します。
土地に由来するのか、霊に由来するのかを見分ける
最初に行わなければいけないのが、霊障の原因が土地から来るものなのか、霊体から来るものなのかを見分けることです。
例えば、土地が原因となって間接的に霊に憑かれて霊障被害を受けている場合に除霊や浄霊を行ったとしても根本にある土地を浄化しなければ被害が再発してしまいます。だからこそ、「土地⇨霊⇨人」なのか「霊⇨人」なのかを最初に見分ける必要があるのです。
つまり、「霊道、地縛霊」と「霊磁場、鬼門」の二種に分けることができます。
家の中だけ or 家の外でも 心身への霊障と物理的霊障
霊障の範囲が家の中だけなのか、家の外でもあるのかを最初に意識してみてください。
意識するべきことは心身への霊障と物理的霊障を区別することです。鬼門や霊道は瘴気を伴っているので、家の外では心身への霊障が軽くなる傾向が高く、地縛霊の場合は全くなくなります。霊磁場の場合は霊媒体質や憑依体質によって外でも霊障は軽くなりません。
また、地縛霊や浮遊霊による霊障は物理的霊障(ラップ音、ポルターガイストなど)を伴うので、それぞれを見分ける目安となります。
・外では心身の霊障が軽く、物理的霊障がない⇨鬼門、霊道の可能性が高い
・外でも変化はないが、物理的霊障がない⇨霊磁場の可能性が高い ・外では心身への霊障がなく、物理的霊障もない⇨地縛霊の可能性が高い |
このようにタイプが異なるため、それぞれを区別することができます。
また、怪異の多くは物理的手段を用いない場合が多いため外では心身の霊障が軽く、物理的霊障が多い場合は霊道の可能性が高いです。自身の住所に過去に何があったかと言うことを調べることも一つの有効な手段でもあります。
このように地縛霊、霊磁場、霊道、鬼門を霊障の特徴から大まかに見分けることができますが、あくまでも可能性が高いと考えられるだけであって確実ではないです。
『霊⇨人』と『土地⇨霊⇨人』であるのかを見分けることは比較的簡単ですが、鬼門、霊磁場を見分けることは困難です。さらに、霊道が霊障を引き起こした原因を解消することも再発を防ぐためには重要となります。
さいごに 皆様へのメッセージ
土地に由来する霊障は根が深く、一度除霊や浄霊を行って解消するだけではなく、根本的な再発を防ぐための浄化や結界展開を行わなければいけません。
引越し後に霊障に会う方の多くは「新しい土地、環境に慣れていないから疲れている」と言うように自身に起きている変化が霊によるものだと気づかないのです。霊障かもしれないと言う違和感を感じたときには既に症状が悪化してしまっている場合もあるため注意が必要です。
少しでも霊障かもしれないという可能性や違和感を感じたときは今回紹介した方法で「霊障の原因が土地に由来しているのか」を見分けて専門家に一度、相談してみること安全です。
竜胆会からのおしらせ
当団体のトップページには霊障自己診断ファイルを掲載しております。引越し後などに疲れや怪現象が続く場合は霊障にあっているかもしれません。是非、参考にしてみてください。
当記事をお読みくださりありがとうございます。記事の内容に関して疑問な点や不安のある方や霊障に現在も悩んでいるという方は無料で相談を受け付けておりますので、無料相談フォームよりご相談ください。